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舌の痛み舌痛症が治った体験談ブログ/症状、原因、きっかけ│何科を受診すればいいの?

舌痛症を克服した私が語る体験談/お勧めの病院も紹介します ライフブログ

口の中が痛い!ヒリヒリ、ピリピリする。舌の痛みやしびれ、本当に辛いですよね。バーニングマウス症候群(口腔内灼熱症候群)とも言われる舌痛症は口腔内にひどい火傷をしてしまったような痛みが続く辛い病気です。まだあまり知られていないだけに私も治ったと言えるまで何年もかかり、とても辛い思いをしました。

舌痛症で苦しんだ私が実際どのような事をきっかけにして症状が出始め、常にピリピリヒリヒリとした灼熱感のある痛みと向き合いながら治療をし治るまでに至ったのか、こちらのブログに書いていきたいと思います。

実際の体験談ですので個人差もあるかとは思いますが参考にして頂ければと思います。

舌痛症とは

舌痛症は、口の中に原因不明のヒリヒリ、ピリピリとした火傷をしたような灼熱感のある痛みが続きます。(口腔内灼熱症候群とも言われる)しかし、検査では特に明らかな原因疾患が認められない為、本人は痛くてどうしようもないのに周りや医師には理解してもらえない、というような事があります。私も残念ながらその一人でした。

私の舌痛症発症のきっかけ

舌痛症の痛みは突然始まりました。

朝起きると、口の中全体が火傷をしたようなカーっと熱いような強烈な痛み、今まで経験した事のない痛みが襲ってきたのです。口の中だけではなく唇も痛くて仕方がありませんでした。

歯磨き、水を飲む事すら地獄だったのを覚えています。

「いったい私の口の中で何が起こっているんだろう。昨日は別になんともなかったのに。」

考えられるのは・・・。「昨日、歯医者に行った。」という事だけです。

元々歯医者は苦手だった為、歯科を訪れるのは久しぶりでした。

帰りにうがい薬を処方され、今日明日はこれでうがいをするようにと言われたので、その日の夜うがいをして寝ました。

前の晩は特に、辛い物などの刺激物を食べていなかったので考えられるのは歯科医を訪れた、という事くらいです。

「でも、このうがい薬でここまで痛みが来るわけないし。なんだろう・・・この焼けるような痛みは。歯医者に電話して聞くにもまだ診察が始まっている時間じゃないし。」

不安と痛みでどうしようもなかったんですが、仕事に行く時間だし、急に休めないし・・・。

と、その日は必死に痛みを我慢してとにかく仕事に行きました。今思うと休んで早く歯医者に向かうべきでしたね。変に真面目な性格が余計にストレスを溜め良くない方向に自分で向かわせていたのかも知れません。

後日、医師から聞いて分かった事ですが、舌痛症の原因はまだ解明されてはいないものの、歯医者に行った事をきっかけにして舌痛症の症状が出るという方は意外と多いとの事でした。ただし、あくまでもきっかけであって、歯医者に行ったからそれが舌痛症の原因だ、というわけではありません。

舌痛症、原因、症状、痛み

舌痛症の症状

舌痛症の症状はとにかく口腔内のヒリヒリ、ピリピリとした火傷をしたような灼熱感のある痛み、乾燥感や違和感です。

舌痛症、痛みの特徴(私の場合)

ネットでは色々と舌痛症について書かれていますが、これを読むとまだまだ舌痛症って理解されていないな~と感じます。

多分、私が思うに症状にはかなりの個人差があるのではないでしょうか。ですので、一般的に言われている症状の特徴が全て当てはまるわけではありません。

以下に私が舌痛症だった時の特徴をあげておきます。

  • 舌痛症の治療を始めるまでは、舌だけではなく頬内側の粘膜、口底、唇などあらゆる所が痛かった。
  • 痛みが特に強い箇所は日によって変わる事もある。
  • 痛みは起きた時から就寝時まで続くが、特に夕方くらいから痛みが増す。
  • 味が付いている物、刺激物は痛みが増す為、食べられなかった。
  • 唾液が全く出ていないような乾燥感。
  • 口の中に水を含んでいると少しだけ痛みが緩和されたような気がした。
  • 口腔内がざらつく感じの違和感があった。(実際には何もなっていない)
  • 舌痛症が治るまで地図上舌を合併していた。
  • 火傷をしたようなヒリヒリ、ピリピリとした口腔内の灼熱感のある痛み。

などが私が舌痛症であった時の特徴となります。

舌痛症を克服した私が語る体験談/おすすめの病院も紹介します!悩んでいる方は参考にしてみて下さい。

舌痛症と診断されるまで

さて、私が舌痛症と診断されるまでいくつもの病院、歯科を訪れました。

残念ながら、舌痛症は未だ原因など解明されていない部分が多く、広く認知されていません。

行くところ行くところで

「何もなってないけど。気のせいじゃない?ここでは治療できません。他に行った方がいいよ。」

心無い言葉にどれだけ傷付けられた事でしょうか。泣きながら家に帰ったのを覚えています。

色々な検査もしました。

最終的にはシェーグレン症候群ではないかと言われ、唾液を分泌させる薬をしばらく飲んでいた時期もありました。

もちろんシェーグレン症候群ではないので症状が改善されるわけもなく、食べる事もままならなかったので入退院を繰り返し、精神的にはかなりギリギリで生きてましたね~。今思い返しても、色々蘇ってきて辛くなります。

痛みに耐えながら1年が過ぎようとし、半ば諦めかけていたんですがどうしてもこの痛みから解放されたい!と思い舌の痛みや病気に関する記事、文献を探し片っ端から読みました。

この頃は今よりも、もっと舌痛症に関しての文献は少なく、医師にも「舌痛症?」どういう病気?と聞かれる事もしばしばありました。

それでも諦めずに探していたところ、「歯科心身症の専門医」に辿り着きました。ついに舌痛症について研究されている先生を見つける事が出来たのです。

「今まで辛かったですね。必ず良くなるから。」と言って頂いた時には

やっと、やっと普通の生活が出来るんだ!この痛みから解放されるんだ!と嬉しさと安堵で涙が出そうになりましたね。

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舌痛症ってどういう人がなるの?

舌痛症は更年期や中高年の方、女性に多いと言われていますが、舌痛症の原因がいまだ解明されていないだけに実際の所、まだ明らかにはなっていません。

ただ、真面目で几帳面な方に多いらしくストレスが舌痛症と大きく関わってはいるようです。仕事や家庭での心理的なストレスが舌痛症のきっかけになっているんですね。思い返せば、私もかなりのストレスを溜め込んでいた時期でもありました。

舌痛症の治療

私の場合、舌痛症と診断されるまで色々な所を点々とし、これといった治療法もないままに舌の痛みに耐える、という期間が長くかなりの遠回りをしてしまいました。

その間、自分で市販薬のロキソニンやその他の痛み止め鎮痛薬、口内炎用の軟膏など色々試してはみましたがどれも効果はありませんでした。

名医と言われる漢方専門医を訪ね、痛みに効く漢方薬を処方して頂いて服用していた時期もありましたが私の場合、残念ながら全く効きませんでした。

歯科心身症の専門の先生のに診てもらえるようになってからは、抗うつ薬を処方して頂きました。

舌痛症は脳内の神経伝達系の異常ではないかと言われていて、そこに抗うつ薬が効くそうです。

実際、抗うつ薬を服用してみると、少しずつではありましたが舌の痛みが軽減されていきました。

毎回、痛みの度合いや口の中の様子などを細かくチェックしてもらいながら薬の増減を行い治療を進めていく中で徐々に普通の食事が出来るようになっていったのを覚えております。

また、睡眠をしっかりとる、適度な運動、ストレスをためない等、舌痛症を治していくための数々のアドバイスもして頂きました。

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舌痛症の治療は何科?どこに行ったらいいの?

何科に行けばいいの?

私の場合現在よりも尚、舌痛症についてまだ認知されていない頃でしたので

なかなか理解してもらえず近くの歯科、口腔外科、病院、かかりつけ医、婦人科、漢方医、大学病院等、色々な所に行きました。

もし上記のような所で血液検査等、精密な検査をしても何も原因が見つからずどこに行ってよいか分からない、という事であれば一度、舌痛症を専門にした所や歯科心身症を専門としている医師に相談してみるのが良いかと思います。

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舌痛症の治療にあたって頂いた病院

最後に、ご参考までに舌痛症が治るに至った、私がお世話になったこちらの病院を紹介しておきます。

東京医科歯科大学病院 歯科心身医療科です。東京都の御茶ノ水駅から歩いて数分の所にあります。

完全予約制なので、必ず電話で先に予約を取ってからになりますので気を付けて下さい。

こちらの病院はしっかりと舌痛症についての説明をしてくれますし、まるでカウンセリングを受けているかのように、時間をかけてこちらの話を傾聴してくれます。信頼して治療を進めていく事が出来る素晴らしい先生ばかりです。

ただし、誤解されないように言っておきますが、必ず東京医科歯科大学病院の歯科心身医療科に行って下さい、という事ではありません。私がお世話になった病院として挙げさせて頂いただけです。

舌痛症を克服した私が語る体験談/お勧めの病院も紹介します!悩んでいる方は参考にしてみて下さい。

まとめ

以上が私の舌痛症体験談になります。

もちろん、舌痛症の治療を開始したからといってすぐに完治したわけではありません。1年半以上は通いました。

しかし、当初の強烈な口の痛みに比べたら日に日に良くなっていくのが分かりましたし、出来なかった事が出来るようになり、先生方もいつも優しく励まして下さいましたので、希望を捨てずに信頼して通う事が出来ました。

舌痛症の症状が出てから治るまで結局3年近くもかかり、長い道のりでしたが現在はお陰様で普通の食事、普通の生活が出来るようになりました。たまに寝不足や疲れが溜まって来ると舌に違和感が出てくる事もありますがピリピリ、ヒリヒリとした灼熱感のある、あの強烈な痛みはもうありません。

自分が舌痛症になってみて、

・病で苦しんでいる方の辛さ

・普通の食事が摂れる事の有難さ(ずっとお粥や味付けなしの食事しか食べれませんでしたので)

・自分の体を大切にしてあげる事の大切さ

・睡眠をしっかりとる

・適度な運動

・完璧を目指さない、リラックスを心がける

・ストレスをためないよう工夫して生活する

事などがいかに大切であるか、という事を身に染みて感じる事が出来ました。

当時は辛くて、精神的にもかなり追い詰められていましたが、舌痛症のお蔭で得るものもあったようです。

現在、舌がヒリヒリ、ピリピリ痛い、違和感がある等、舌痛症かも?とお悩みの方は我慢しないで早めに病院やかかりつけ医、歯科、口腔外科、歯科心身医療科等に行って相談することをおすすめします。舌痛症だけではなく、口の中の病気は色々ありますから素人判断は禁物です。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

舌痛症かも?と悩んでいる方の少しでもお役に立てたら嬉しいです。