この本は、もう素晴らしいとしか言いようがない。
何度も何度も読み返し、肌身離さず持っていたい、そう思わせてくれる良書である。
「こころの技法」というだけあって、この1冊の中に良い心のあり方が、
全て分かりやすく網羅さている。
この作品に出会えたことは、私の宝である。
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要約~どんなことが語られているのか~
本書は、田坂広志さんと質問者、2人の会話形式で展開していく。
人生において、逆境に直面したとき、こころの中で、
「人生で起こること、すべて良きこと」と思い定めると、必ず道は拓ける。
ただ「決める」のではない。「思い定める」のだ。
すると、目の前に逆境に「正対」する力が湧いてくる、と田坂広志さんは語る。
「逆境」を超える「究極の言葉」とは?
誰も大声では語らない「人生の真実」とは何か。
なぜ他人に対して「嫌悪感」を感じてしまうのか。
なぜ、「感謝」は全てを癒すのか。
なぜ、我々は「いま」を生きていないのか・・・・・。
自己嫌悪に陥ることは、悪いことなのか。
成功とは?失敗とは?
生きていれば直面するであろう数々の疑問に、田坂広志さんは答えてくれる。
そして、どれも「なるほど」、と納得出来る素晴らしい答え、
素晴らしい言葉の数々が、本書には必ずある。
著者:田坂広志さんについて
1974年、東京大学工学部卒業。
1981年、東京大学大学院修了。工学博士(原子力工学)。同年、民間企業入社。
1987年、米国シンクタンク、バテル記念研究所客員研究員。米国パシフィック・ノースウェスト国立研究所客員研究員。
1990年、日本総合研究所の設立に参画。取締役・創発戦略センター所長等を歴任。現在、同研究所フェロー。
2000年、多摩大学大学院教授に就任。社会起業家論を開講。シンクタンク・ソフィアバンクを設立。
2003年、社会起業家の育成と支援を通じて社会システムの変革をめざす、社会起業家フォーラムを設立、代表に就任。
2009年より、TEDスターとして、毎年、TED会議に出席。
2010年、ダライ・ラマ法王、デスモンド・ツツ大司教、ムハマド・ユヌス博士、ミハイル・ゴルバチェフ元大統領ら、4人のノーベル平和賞受賞者が名誉会員を務める世界賢人会議・ブダペストクラブの日本代表に就任。
2011年、東日本大震災と福島原発事故に伴い、内閣官房参与に就任。
レビュー:感想
過去は無い
未来も無い
有るのは、永遠に続く
いま、だけだ。
いまを、生きよ!
いまを、生き切れ!
人生で起こることすべて良きこと 逆境を超える「こころの技法」そう思い定めるとき道は拓ける 人生の岐路で気づきを得る50の言葉/著者:田坂広志氏
これを読んだとき、確かに私は、
過去を悔やむことに、そして未来を不安がることに、
時間の大半を使って生きてきた。
いまを、生きていなかった。
今まで色々な本を読んできたが、どのメンターも行き着く先は、結局同じことを言っている。
「今を生きろ!」
これに尽きる。
人間、いつ死ぬか分からない。
明日が必ず来るとは限らない。
一生は一生であって、二生は決して無い!
ならば、いまを生き切る!という覚悟が絶対的に必要であろう。
田坂広志さんのように、魂からの覚悟を決めてそう生きていくことは、
私にはまだまだ難しいが、日々このことを忘れないようにして、
与えられた時間を精一杯生き、成長していきたいと思うのである。
そして、本書を何度も読み返し、「こころの技法」を身に着けていきたい。
田坂広志さん、素晴らしい本を有難う御座います。心より感謝申し上げます。