【感想・レビュー】秋山隆三・草野かおる著│ふるさと村の食養術は食生活を改善したいと考えていた私にとってすぐにでも実践したいものばかりだった。「食事」を正して病気、不調知らずのからだに。現代社会に生きる日本人が忘れている昔ながらの食事で健康になろう。
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【「食事」を正せば、病気、不調知らずのからだになれる ふるさと村の食養術】は、私にとって
「なるほど!」とかなり納得出来る部分がありました。
ですから、本を読み終えるとすぐに、自分の食生活を見直し、出来ることから実践、改善していきました。(自分なりの無理のないペースではありますが…)
現在では、体重も減り、体も以前より疲れにくくなった気がします。本当に感謝しております。
食は「人を良くする」と書きます。
本書は、食生活の見直しを考えている方に、ぜひおすすめしたい1冊です。
ちなみに、ふるさと村とは、完全自給自足の「食養」を目的とする施設のことで、静岡県伊豆半島の松崎町から、さらに町はずれの山奥にあるのだそうです。
そして「食養」とは、かんたんに言えば、食事で、体を癒すこと、不調や病気を改善することを言うそうです。
今日あなたは何を食べましたか。
清涼飲料水、ファストフード、インスタント食品、スナック菓子、コンビニ弁当など…
本当は体に悪いと分かっているし、なるべく食べないようにしなくては、と思ってはいる、
でも手軽だし美味しいからついつい手が伸びて…。
また、今日も食べちゃった、というのが事実だと思います。
しかし、私たちの体、つまり血や肉や骨は、私たちが毎日口にする「食べ物」からつくられています。
そしてその食べ物が、10年20年後の自分の体を作っていくのです。
健康で病気、不調知らずでいるためには、体に良い「食べ物」を口にした方がいいに決まってますよね。
この本はどんな人におすすめなの?
この本は、
- 食事を正して健康的な生活を送りたい
- たくさん栄養をとっているはずなのに風邪をひきやすい
- 疲れやすい
- 便秘しがち
- 医者いらずの健康な体になりたい
- 日本の昔ながらの食事について知りたい
などの方におすすめです。
「食事」を正せば、病気、不調知らずのからだになれる│作品内容・あらすじ
日本人に合う食事とは?
現代の日本は、欧米化が更に進み様々な食の誘惑にあふれ、手軽に美味しいものを食べれちゃいます。
しかし、そもそも日本人と欧米人の腸の長さは違います。
日本人は何千年もの間、米をはじめとした穀物、野菜などの「草食系」の食べ物から生きるために必要な栄養素を摂り、生きてきた素晴らしい歴史があります。
今こそ、私たち日本人は、昔ながらの食事が持つ良さを今一度見つめ直し、
食生活を改善していくことで、私たちが本来持っている自然治癒力を目覚めさせ、健康な体を
取り戻すことが出来る、と著者は語っています。
基本の食事を続けることで、体が整う
もしかしたら、生きるために口にするはずの食べ物が、危険なものになっているかもしれません。
日本人が昔から食べてきた食事、もう一度見直してみませんか?
基本は、玄米ご飯と本物の味噌で作った味噌汁、本物の梅干し、そして漬け物です。
副菜は旬の緑野菜、海藻類、根菜類。
これらをよく噛んでいただきます。
病気や不調は汚れてしまった血液から始まる
体に良い食事を摂るようにすれば健康な血液が作られていきます。
しかし、悪い食べ物からは「悪い血液」が作られ、不調、病気を招き寄せてしまうのです。
体に良い食べ物を摂ると、みるみる「良い血液」が作られていき、この「良い血液」が、誰もが持っている強靭な自然治癒力を呼び覚ますのです。
「食事」を正せば、病気、不調知らずのからだになれる│レビュー・感想
私は本書を読んで、すぐにポテトチップスなどのスナック類やチョコレートなどのお菓子を買うのをやめました。
家にあるとどうしても食べてしまう。だったら最初から買わなければいい!この精神で。(笑)
そしてぬか漬けを作るために「ぬか床」も購入。
ちなみに私が買った「ぬか床」はコレ↓↓↓(美味しいです!)
明日やろうは、ばかやろうだ!ということで、出来る事はすぐに実践していきました。
なにせ、食べ物から体が作られているわけですし、その後の自分の健康にも左右してくるわけですから。
また、食生活の見直しは自分だけの問題ではなく、子どもたち、大切な家族の健康にも関わってくる重大な事柄です。
もちろん、お腹がすいて誘惑にかられることもありますが、そういう時は、
「今、自分の体の若返りスイッチ」が働いているな、と思うことにしています!でも、もちろんたまに好きなものを食べることもありますよ。
「ふるさと村」でも10日に一度「なんでも好きな食事デー」があるのだとか。
食べることが大好きな私がここまで続けることが出来たのも、あれもダメ、これもダメ、とそんなにキツイ縛りがないところが私に合っていたのかもしれません。
ひとたびスーパーに行けば様々な「誘惑」だらけです。(笑)
食養生活は、何が何でも!と意気込んで頑張り過ぎずに自分のペースで少しずつ、出来ることからスタートしていくのが長く継続させるコツかもしれません。
ちなみに私は、玄米ごはんもいきなり白米から全てを玄米に変えるのではなく、自分の体調をみながら、(自分の体と相談しながら)玄米の量を調整していきました。
仕事をしたり、出かけたり、趣味に没頭したり出来るのも健康があってこそ。日々の食事内容には気を付けながら生活しています。
また、今まで何の気なしに食品を購入していましたが、必ず裏の材料を見て、食品添加物にも気を配るようにしています。少々値段が高くても出来るだけ本物を購入するようになりました。
今では、体の変化だけでなく、「本気で自分の体を変えていきたい!」と精神面でも良い変化をもたらしてくれたこの本に感謝しかありません。
たっぷりとお腹を空かせてからの食事は素材本来の味をしっかり味わいながら食べることが出来、とても美味しいです。
今後も、無理せず楽しく食養生活を続け、自分や家族の自然治癒力を高めていきたいと思います。
「食事」を正せば、病気、不調知らずのからだになれる│著者紹介
秋山龍三
昭和六年、千葉県成田市で出生、私立成田高等学校を卒業。千葉県公立小学校教員、経理事務、セールスマン、宗派の管長秘書、ラジオ、テレビの台本作家などの様々な職業を経て、昭和五十年、JR水道橋駅近くにて、家庭教育、生活指導最優先を謳う私塾「伸英学園」を創設。進学一点張りの風潮の中、「食養」によって家族の健康を守り、家庭教育を最重要視する特殊な塾経営が評判を呼ぶ。塾経営と併行して学校PTAや幼稚園母の会、青年会議所など各方面から講演依頼が続く。昭和六十年より、食糧の完全自給を目的に伊豆半島の西伊豆・松崎町の山中に「ふるさと村」を建設。伐採、開墾、稲作に励み、塾の児童生徒の合宿研修所として生活指導の実践の場に供す。初年度から米の自給をなし、続いて味噌、醤油、柿酢、納豆、豆腐、こんにゃく、アルコール飲料等(食用油を除き)、完全自給を達成。塾を閉鎖後は、ふるさと村に定住し、食養の研修、滞在による療養、自給品の頒布などを目的とした村民登録による会員制にて開始。平成九年、食と血液と生命の本質を追求し、片や欧米型栄養学の過誤、汚染食品が及ぼす疾病、食養と疾病治療の実際などについて啓蒙、学習、研究等を目的とする「自然食養学会」を設立。
草野かおる
セツモードセミナー卒。出版社勤務の後イラストレーターとして活躍。
夫、2人の娘あり。雑誌(マタニティ、ベビー雑誌、料理関係など)を中心にカットやイラストルポなどを手がける。「暮らしと健康」にて「イラストレーター草野かおるが行く噂のアンチエイジング」を一年間連載。PTA、自治会を通じて16年に渡り防災勉強会や防災訓練などで、防災活動に関ったことを生かし、
東日本大震災の数日後、ブログにて発信を始め、多くのアクセスを集める。書籍に『4コマでわかるみんなの防災ハンドブック』『おかあさんと子どものための防災&非常時ごはんブック』(ともに小社刊)がある。また、2016年5月には海外での講演もおこなう。
以上、著者紹介はAmazonサイトより抜粋
まとめ
現代社会は、テレビや雑誌、インターネットなど様々な情報が次から次へと飛び交い、健康な体になりたければ「あれを食べましょう。」
「これを食べましょう。」とひっきりなしに言ってきます。
全てを鵜吞みにして、体にいいからと食べていると逆に食べ過ぎになってしまうくらいです(笑)
私たちは、まず「何を食べたら健康に良いか」を考える前に、
「何を食べない方が健康に良いか」を考えるべきかもしれません。