ワンちゃんも高齢になってくると、人間と同じように食が細くなり、徐々に自力では食べられなくなっていきます。どうにかして栄養を摂って欲しい、少しでも長生きして欲しい、これが飼い主の切実な願いですよね。
こちらで紹介しているミルクは、私の経験を踏まえ、高齢犬の栄養補給に最適な、特に厳選した4選です。ぜひ参考にしてみてください。
我が家の愛犬は、残念ながらもう虹の橋を渡ってしまいましたが、19歳と10か月という長い年月を頑張って生きてくれました。
愛しかない、本当に私にとっては「犬」というよりかは大先生、人生において大切なことを教えてくれる偉大なる師匠のような存在でした。今も感謝の気持ちでいっぱいです。
シニア犬・老犬ミルクしか飲まない│高齢犬の栄養補給におすすめミルク厳選4選
第4位 ドギーマン ペットの牛乳 シニア犬用 250ml
うちのワンちゃんはお腹が強い方ではなかったので、最初は心配でしたが、こちらは大丈夫でした。
これをあげて下痢をしたことはありません。もし心配でしたら極少量から、そして少し温めてから
あげることをおすすめします。我が家でも、最初はそのようにしてあげました。
甘い、いい香りがするせいか、美味しそうに飲んでくれました。
開けたら冷蔵庫で保管して早めに飲み切るようにしてください。(キャップが付いているので便利です。)うちでは、冷蔵庫から出した時は別の容器に移しかえ、必ず少し温めてからあげてました。とにかく下痢が怖かったので・・・。
原材料・成分
乳類(生乳、脱脂乳、乳清たん白)、植物油脂、増粘多糖類、グルコサミン、コンドロイチン、乳糖分解酵素、ミネラル類(カルシウム、カリウム、マグネシウム、リン、鉄)、乳化剤、アミノ酸類(メチオニン)、ビタミン類(A、B1、B2、C、D、E)、タウリン
使用方法
1日の目安給与量 超小型成犬(5kg以下):10~100ml、小型成犬(5~11kg):100~200ml、中型成犬(11~23kg):200~350ml、大型成犬(23~40kg):350~500ml
オーストラリア産の生乳から作った、生乳そのままの風味が生きているシニア犬用の牛乳です。 おなかにやさしい乳糖ゼロ。製造過程で乳糖を完全分解しました。 人口着色料や香料、防腐剤を使用せず、生乳の旨さを最大限引き出しています。 グルコサミン、コンドロイチン、ビタミン、ミネラル、カルシウム、タウリン配合。シニア犬の健全な生活をサポートします。 シニア犬にうれしい低カロリー。グルコサミン、コンドロイチンを配合した関節にもやさしいおいしい牛乳です。 蓋のできる便利な注ぎ口付き。
第3位 ワンラック ドッグメンテナンスミルク 280g
これもかなりお世話になった商品です。
メーカーが「森乳サンワールド」さんなので安心して飲ませてあげることが出来ました。
中に計量スプーンも入っていますので、人間の赤ちゃんが飲む粉ミルクと同じ感覚で作れますし、作り方も簡単です。
うちは、流動食と併用してあげていましたが、シニア犬でなくても栄養補完食としてあげても良いかと思います。
栄養たっぷりで、コレもかなりおすすめのミルクです。
原材料・成分
乳たんぱく質、デキストリン、動物性脂肪、脱脂粉乳、植物性油脂、食物繊維、ブドウ糖、動物用ビフィズス生菌、乾燥酵母、コンドロイチン硫酸、グルコサミン、DL-メチオニン、L-アルギニン、L-シスチン、L-カルニチン、ミルクオリゴ糖、pH調整剤、乳化剤、ビタミン類(A,D,E,B1,B2, B6, B12, C,パントテン酸,ナイアシン,葉酸,ビオチン, コリン,カロテン)、ミネラル類(Ca,P,K,Cl,Mg,Fe,Cu,Mn,Zn,I,Se)、イノシトール、ヌクレオチド、香料(バター,ミルククリーム)
使用方法
「1日に与える給与量の目安」 1回の量は1日分を給与回数で割って与えてください。 超小型犬(~5㎏)・・・体重1kg当り/3g 小型犬(~10㎏)・・・体重1kg当り/2.5g 中型犬(~20㎏)・・・体重1kg当り/2g 大型犬(~30㎏)・・・体重1kg当り/2g 超大型犬(31kg~)・・・体重1kg当り/2g 【FEDIAF 2014栄養ガイドラインを参考に当社にて算定】 ※粉1g当りの3.3mlの温湯で溶解 この表は成犬・シニア犬の1日当りの必要カロリーの約10~20%相当量になります。ミルクの給与量により、主食の給与量を適宜調整してください。妊娠後期・授乳期には上の表の2~3倍量を適宜与えてください。
第2位 ワンラック (ONE LAC) ワンラック エナジー500
これもまた、森乳サンワールドさんの粉ミルクです。
一つの箱に20g×6パック、入ってます。
特に量は決まっていないので、好みの量をあげることが出来ます。
また、水の量を加減すれば、好みの硬さ、緩さに作ることが出来るので、ワンちゃんが食べやすいように調整出来る点もおすすめです。
「ワンラック ドッグメンテナンスミルク 」よりカロリーもあるため、徐々に食べることが困難になってくるシニア期には、かなり貴重な商品です。
特に食が細くなってきた時には、ワンラック よりもこちらのエナジー500を、お水で溶いてよく飲ませてました。
原材料・成分
消化態ミルクカゼイン、中鎖脂肪酸トリグリセリド、脱脂粉乳、乳清たん白、デキストリン、ブドウ糖、アミノ酸類、ビタミン類、ミネラル類
使用方法
適宜適量を与えてください。
第1位 森乳サンワールド 犬猫用 チューブ・ダイエット スーパーハイカロリー/高脂質・緊急用
森乳サンワールド 犬猫用 チューブ・ダイエット スーパーハイカロリー/高脂質・緊急用こちらは、お世話になっていた動物病院ですすめられた商品です。
この商品にどれだけ助けられたかわかりません!こちらも森乳サンワールドさんなんですね。
「緊急用」というだけあって、カロリー、栄養価、どちらも大変優れています。
悲しいですが、最終的には自力で飲むことは難しくなってくるので、
我が家ではシリンジを使って、直接お口に入れて飲ませておりました。最終的には、こちらの商品しか無理になってしまい、かなり助けてもらいました。
※うちが愛用していたシリンジはコチラ
ちなみに、余談ですが・・・
飲むと言っても、この時期はそんなにたくさんの量を飲めるわけでもないので、
我が家では、何時にどのくらいの量を飲むことが出来たか、
尿や排便の様子なども含め、毎日、日記のようにしてノートに細かく記していきました。
そうすることで、今日は何時からずっと尿が出てないから、水分が足りてないな、とか
少し便秘気味かな、など健康状態をより詳しく観てあげることが出来ます。
そのノートは、見ると泣けてきちゃうので、まだ読み返すことは出来ませんが、我が家の愛犬との、かけがえのない思い出の一つとして、大切にとってあります。
■スーパーハイカロリー流動食。高脂質で緊急時の栄養補給に最適。
・チューブダイエット全製品の中で群を抜いた高カロリー設計。
・アルギニン配合、ビタミンA強化→重症時推奨量を十分に満たす量を配合。
・ヌクオチドを含有→免疫機能や宿主防衛を維持など。
・たんぱく質→消化態乳たんぱく質使用。
・脂質→MCT(中鎖脂肪酸)使用。消化吸収率が高くエネルギーへの変換がスピーディ。
使用方法
添加水量で形状を調整可能。
病態の変化に合わせて給与方法を選択。(チューブ、シリンジ、練り餌状など)
◇消化管の状態によっては低濃度からの使用をおすすめします。
こちらが愛犬(小型犬)に使っていたテルモのシリンジです↓↓↓シリンジは数回使うと、すぐに滑りが悪くなってくるので何個か常備しておくと慌てずにすみます。洗う時は、洗剤は使わず(洗剤を使うと持ちが更に悪くなります)、使用後、すぐに水洗いして良く拭いて乾燥させてください。
テルモシリンジ 10mL中口 SS₋10SZ 10本セットまとめ
以上、オススメの4選を紹介しましたが、その時の飲み具合によって使い分けたりしていました。
皆様の愛犬に合う、最適なミルクを見つける手助けになれば幸いです。
我が家の愛犬の場合は、元々食が細かった為、とにかくカロリーを摂取し、栄養を摂っていくことを第一に考えて選んでいました。
最後になりましたが、
長年お世話になっていた獣医さんが、私に教えてくれた言葉で、締めくくりたいと思います。
「飼い主さんはね、どんなに一生懸命に介護をしても、『もっと他に出来ることはなかったのだろうか。』『ああしておけば良かったのでは。』『こうしておけば良かったのでは。』と後悔するものなの。だから少しでも後悔しないように自分の出来る精一杯のことをしてあげてね。」
人間と同じようにワンちゃんの介護は大変なことも沢山ありますが、
一日一日を大事に大事に、かみしめながら、大切に過ごしていって頂けたらと思います。
ここまで読んで頂いて、ありがとうございました。少しでもお役に立てれば嬉しいです。